月と海と太陽と

概日リズム睡眠障害と診断された私の睡眠記録ブログです。

私たちの身体も、月のように海のように日毎、時間毎に満ち欠けします。

太陽のように輝いたり翳ったりもします。

それは全ての人それぞれに違った個性があるでしょう。

私の身体は、睡眠という営みにおいて、その個性の違いが普通より少しだけ大きいのかもしれません。
その個性に毎日色を付けていくと、満ちては引いていく波のような形だと感じます。
不調が大きくなると、荒ぶる波飛沫のようだとも思います。


私のその個性は「概日リズム睡眠障害,不規則型睡眠覚醒パターン」と診断されました。
概日リズム睡眠障害のいくつかある症状のうち最も少数ではないかとも言われているようですが、実際、日本には何人に一人の割合でいるのか、全部で何人くらいいるのかはわかっていないようです。


ところで少数というのはどうしても様々な場面で何かしらの生きにくさを抱えてしまいます。
概日リズム睡眠障害について認識が広まってきたのもつい最近のことで、私自身、この障害であることを診断されるまでに人生の三分の一を必要としました。
原因不明の様々な症状で病院にかかってきたけれど、何も解決しないまま人生の3分の1以上を説明のつかない体調不良に振りまわされてきました。


この障害であると診断された上で思い返すと、明らかに睡眠に異常があると思えるし、睡眠が取れていないから強くストレスを感じ、睡眠が取れていないから体調を悪くしていたという事がよくわかります。
けれども、当時は体調が悪いからよく眠れないのだと、逆に捉えていたと思います。


今現在もリハビリ中で社会復帰もまだまだですし、再び自立することも、人生で何かを形にすることもこれから新たに挑戦していくところです。
つまり、今の私がブログに書けることは自分のうまくいかなかった恥ずかしい話しかありません。


けれども、もし私のように理解できない不調に困っている人がいたら、一刻も早くその原因がわかって対策できれば良いなと思います。
そして、こういった生きにくさから活躍の場を失っている人がいるという認知が広がって、これから先に活躍できる場所のある社会につながっていけば良いなと思います。
だから自分を知ってもらうことや、説明すること、こういったブログを「続ける」ということはとても苦手だけれど、認知を広げる活動として頑張りたいと思います。


他の障害で生きにくさを抱えた人たちも、受け入れてくれる社会ができた経緯はやはり自分たちを知ってもらうという活動と努力があったからかなと思うからです。
今、社会のあり方が目まぐるしく変化している最中ですが、
もっともっと変化した先に、私の個性も輝かせられる場所があるといいなと思います。


今の私にできることは、そのような社会になろうとなるまいと、自分で輝けるよう努力を続けていくだけですが、諦めずに頑張りたいと思います。


ご覧いただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。



注:概日リズム睡眠障害の種類について説明されているHPはいくつもありますが、呼び名が完全に統一されていないように見受けられます。このブログで概日リズム睡眠障害について触れる時には、厚生労働省が発信している「e-ヘルスネット」での呼び方を参考にしています。


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